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2008/11/11 恵那市長に可知氏 特色生かしたまちに 無投票当選「大変重い」
 恵那市長選で無投票当選した可知義明さん(72)は10日、本紙のインタビューに応じた。無投票だったことに「大変重いと感じている」とし、2期目の抱負として「(市内の)各地域の特色を生かしたまちづくりを進めたい」などと語った。

                                             (聞き手・保母哲 記者)

 -無投票から一夜明け、今の心境は。

 (無投票は)大変重いと感じている。選挙戦になれば自分の主張をし、(有権者に)評価してもらうことができるが、無投票はすべてを任せられたような感じもする。

 -6市町村による合併からこの4年間は、行政格差の調整などが残っていた。その多くを終え、2期目の重点施策は。

 1期目で(新市の)基盤づくりはほぼ起動に乗ったと思う。その基盤の上に恵那市らしい施策をしたい。それが(選挙に向けて打ち出した)「健康で安心して暮らせるまち」「元気で活力あるまち」など5つの政策。

 -具体的には。

 (市内にある)各地域の特色を引き出すことが市全体の発展につながると思う。13の地域地域自治区があり、それぞれ熱心に活動している。その活動をつなげていくのも大切。
 高齢化でお年寄りの足の確保が大きな問題になっている。そこに住み続けられるように福祉バスや地域バスなどが必要で、市は車両などのハード面を用意し、地域の皆さんで運行してもらう方式を考えていきたい。

 -少子化対策や働く場の創出を求める声も強い。

 景気が悪化しており、特にこの地域はトヨタ自動車関連の企業が多いだけに影響は大きい。大規模工場を誘致するのは難しく、恵那テクノパーク(武並町)の第3期造成工事を行っているが、数十人規模の企業・工場を誘致することも考えていかないといけない。

 -人口減社会となり、他地域の人に来てもらうことも大切では。

 市内には観光地もあり、観光交流人口400万人を掲げている。新たにテーマパークを造るとかでなくて、今あるグランドでやっていくしかない。
 (JR東海の計画通り)リニア中央新幹線が2025年に開通すれば、東京まで30分。恵那市は首都圏になる。リニアは大きな影響があるだけに、将来に備えたまちづくりも必要になる。

(中日新聞 東濃版 保母哲 記者)


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